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□社長のこと 11     M.S.

○月×日

必読!資格試験合格法! その2



資格を取る話の続き。

「それから、まず、薄い参考書と、過去問題集、それから一番厚い、何でも載っている参考書を購入する。絶対自腹でね。人に借りたり、もらったりしてはいけない。勉強しなきゃ、資格を取らなきゃ、もったいないと思わないとね」

「薄い参考書を一度、集中して読んでしまう。判ろうが判るまいが、とにかく目を通す。これは2日くらいかな。音読も良いかも。難しい言葉は、読めなくても結構。意味がわからなくても結構。とにかく目を通すことに徹する。途中で判らないことを、調べたりもしない」

「この時期は、その資格の世界の思考方法を、身につけるだけで良い。基本的な考え方や、出題範囲の把握だけで充分」

「つぎに試験前1週間をのぞく残りの期間で、その薄い参考書と過去問題集をやり通す計画を立てる。自分の場合は一日あたりの分量で、その本をバラバラにして、いつでも当日分の参考書と問題集を持っているようにした。そうでないと、15分ずつの時間を利用できないからね」

「厚い参考書は疑問点を調べたり、判らない単語を調べるのに使う。厚い本を全部読もうなどと、無謀なことは考えない。それだけで勉強する気がなくなるから。資格試験は研究じゃないし」

言われてみればもっともだが、今まで気づかぬことばかりで嫌になる。

(今回は初めて社長の修正が入らなかった!)




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