□社長のこと 26 M.S.
○月×日
プランニング
連休の谷間だが、社長はハウスメーカーさんのお客様と4日連続延べ7件の打合せ。
それだけの打ち合わせと、それを元にプランニングと図面チェックをすべて期日どおりにこなし、それを毎週続ける。
社長は遅くても1週間ごとにプランを提出するので、時には週10件を作ることになる。
それ以外に面開発の住戸プランやマンションの各戸、分譲住宅のプランなど、日常的に作っているのだから、少なく見てもこの一年で365戸以上の住宅を創り出している。
私がブロスに入社してから、1月で3年となったが、その間そのペースは加速することはあっても、落ちることはない。つまりその間に1000件のプランを考えたことになる。
前にも書いたが、この数字は誰も数えていない。社長本人すら。
社長はすべてのプランニングを自分でこなし、スタッフにさせることは無い。この辺は設計事務所によってやり方が違うのだろうが、当社ではそうだ。
基本的に、社長はプランニングをしたら、そのCADデータか5ミリ方眼紙に描いたメモをスタッフに渡す。社長への納期日付をつけて。スタッフは質問があれば社長を捕まえて聞き、質問が無ければCAD入力をしてサーバーに納品。
社長は夜中にそれを見てチェックと修正、出力をする。
そう、わが社では、出力すら社長がすべて行う。
「プレゼンテーションは自分でやるのだからプリントも自分でしたほうがいいのだ」そうだ。
だいたい、ハウスメーカーの方々は社長がその会社の仕事しかしないと思っている節がある。
大きな間違いだ。
(社長の仕事量を一面的に見ていれば仕方ないともいえる。
一社だけでもかなりの量だから。)
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