□社長のこと 27    M.S.

○月×日

ハウスメーカー社内研修の講師



某ハウスメーカーの社内研修で、社長が講義をするとのコトで、予行演習をスタッフ相手に行なった。

今回のセミナーはハウスメーカー内部向けなので、社長も少し突っ込んだ話が出来るといっている。

社長は自分のノウハウを隠さない。こういうときに、出来るだけ自分の今の思考法を言葉にしてしまおうとする。

何度も書くが、社長の喋りはそれほどうまくはない。(社長ゴメン)
でもそれを補う熱意と、内容の濃さがある。
今のメーカー住宅のメリット、デメリットを、包み隠さず盛り込んであると思う。

つまらない精神論ではなく、いかに組織としてお客様にいい住宅を提供するのか、あるいは、住宅のトレンドと個々の建物をどう折り合って設計品質を確保するのかといった、本質的な議論にも言及しているので、わたしのような門外漢(まだそう言わせて下さい、社長)には、大変勉強になった。

建築家であり、同時に長年ハウスメーカーと付き合ってきた社長ならではのセミナーだと思う。

これは社長へのゴマすりではないけれど、スタッフは皆感動していた。
仕事をどのように愛するか、どんなスタンスで仕事に向かえばいいか、そんなことも社長は言っている。

(今回のセミナーの内容を、少しご紹介したかったのだが、少なからぬお金をもらっているのだから、HP上で無料配布はまずいとの社長の判断で、内容は割愛します。)









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