株式会社ブロスはこの1月に創立26周年を迎えることができました。これもひとえに株式会社ブロスをご愛顧いただいた皆様のおかげと、あらためて深く感謝を申し上げます。
1995年(平成7)年1月17日午前5時46分に発生した阪神・淡路大震災、2011(平成23)年3月11日午後2時46分に起こった三陸沖でM9.0の東日本大震災とそれから派生する原発事故。東日本大震災はいまもなお大きな爪痕を残し復興途上ですし、原発事故は収束や終結の道筋すらついておりません。
しかしわれわれ建築関係者は、同時にそれら大災害から、技術的にも教訓としても多くのことを学んでいます。仕事で復興に携わるだけでなく、その知識や知恵を、業務を通して皆様に還元することも、弊社の大きな役割であると思います。
「湘南住まいづくり研究所」のツイッターは、おかげさまで7万7千フォロワーを頂戴いたしました。(2013年1月現在)この広がりは、住宅関連のSNSとしては、かなり異例の数字だろうと思います。「苦しい時代だからこそ己を捨てて、今まで自分の中に蓄積してきた知識と知恵を皆さんに発信する」プロジェクトは、おかげさまで皆様に認められる存在になったといえるでしょう。
このツイッターに連動する形でほぼ1か月に1回行っている住宅セミナーの受講者も、去年末に2800名を数えるほどになりました。残念ながら、まだまだ住宅業界には「営業トーク」という名の「ウソ」がたくさん見受けられます。消費者のために「住まいづくりのセンタリング」ができるセミナーはこれからも積極的に展開してゆきます。
Decadeという考え方で言えば日本の歩みは、1990年代は「分解」、2000年代は「低迷」だったと思います。2010年代の再起は、東日本大震災と政治の迷走によって出ばなをくじかれた形です。しかしいつまでもそれを言い訳に足踏みを続けるわけにはいきません。この日本が新たなステージに昇れるよう、微力ながら精進してまいる所存でございます。
周年事業として例年通り、世界の子供達のため国際連合児童基金東京事務所(UNICEF Tokyo Office)に相当額を寄付させて頂きます。
2013年も、株式会社ブロスと湘南住まいづくり研究所の取り組みに、どうぞご期待ください。