□営業マンにもいろいろある

ハウスメーカーの営業マンと言っても、いろいろな立場があります。

メーカーの中にはディーラー制をとって、住宅メーカーの正社員は営業を行わない会社もありますが、販売店の中にもいろいろな立場があるのが普通です。

一般的なハウスメーカーの代表的な雇用形態を挙げれば、正社員、契約社員、特約店、代理店などがあります。こまかい定義は、会社によっても異なるため割愛しますが、もっとも立場の違う正社員と代理店を比較してみましょう。(表)

もちろん表の内容は全体的な傾向を示したものであり、かならず当てはまるわけではありませんが、全体的な特徴として理解願いたいと思います。

「お客様にとって良い営業マンは、会社の方を向いていない」とは言えると思います。常に顧客を念頭に置き、作り手の論理よりもユーザーの論理を優先させてくれる担当者が、一番良いのではないでしょうか。

ただしお客様と一緒のレベルで、悩んだままや、他のスタッフと喧嘩ばかりしているのはいけません。常に別の立場から、客観的に味方になってくれる営業マンが良いと思います。

展示場の項にも書きましたが、メーカーは良いが、出てきた営業マンが気に入らないときには、名前や住所を記入するのはやめましょう。ほとんどの会社では、最初に顧客名簿を取った営業マンが担当になるので、出直すなり、他の展示場を当るなりして、自分に合う営業担当者を見つける努力をすべきです。

住いづくりのノウハウ
□契約前に整理しておきたいこと
  ・住宅メーカーの組織
  ・もっとも大切なスタッフ選び
  ・いい営業マン悪い営業マン
  ・営業マンにもいろいろある
  ・営業管理職の利用法
  ・こんな設計マンに頼みたい
  ・施工監督を味方に付ける
  ・評価制度を利用する
  ・メーカー以外の場合はこの点も
□ 契約前に整理しておきたいこと
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正社員

代理店

仕事を取っても取らなくても給与がでる 仕事を取って初めて収入となる
名簿にとった顧客ならばだれにでも取りつく 自分と相性の合うお客様を選ぶ性格有り
若い人が多く、経験が少ないことがある
上司や営業責任者を使う必要性有り
年齢が比較的高いので、経験値も高い
手のかかるお客様にも対応するが、
スキルの低い場合もある
効率を考えるため、あまり手のかかる(良く知っている、またはこまかい事にうるさい)お客様をさけるときがある
熱意では代理店に負けるところがある 契約後、急に冷たくなる可能性有り
いわゆるサラリーマン型が多い 良くも悪くも個性的な人が多い
会社での教育に忠実な説明 営業法としてはオーバートークをしやすい