□メーカー以外の場合はこの点も
依頼先の特性に応じた対応が必要

これまでいろいろ述べてきましたが、ハウスメーカーの場合には、展示場やりっぱなカタログ、一定の見積もりと図面によって、ある程度現場が予想しやすいと思われます。

それ以外の選択肢を選んだときには、契約前にどのような注意を払っておけばよいのでしょうか。

以下の2点を最低チェックしておきましょう。

ひとつは、見積もり内容と図面、品質などについて、できるだけ契約前に取り決めておくことです。間違っても「詳細は着工してから決める」などという約束をしてはいけません。
できれば契約前に細部の仕様や設備についても詰めておきたいところですが、工程的に契約後に再度繰り返さなければならないこと、かなりの時間的な手間を必要とすることなどから、必ずしも現実的でないかもしれません。
その意味では、着工前が最後の砦と思って、必ず細部まで詰めておくことが重要です。工務店などの場合には、施工しながら決めてゆきましょうと言われる例も多くあるようですが、それだけは避けるべきです。

ふたつめは、
問題が起こったときどのように対応してもらうかをよく確認しておくことです。そのような質問に対し、感情的にしか返答できないようでは、契約をする相手でないことを自ら証明しています。
問題が起こったときだれがどのようにチェックするのか、その直し方はどのようにするのか、確認しておきましょう。ただし、問いつめることはせず、あくまで受け答えを冷静にチェックすることです。

住いづくりのノウハウ
□契約前に整理しておきたいこと
  ・住宅メーカーの組織
  ・もっとも大切なスタッフ選び
  ・いい営業マン悪い営業マン
  ・営業マンにもいろいろある
  ・営業管理職の利用法
  ・こんな設計マンに頼みたい
  ・施工監督を味方に付ける
  ・評価制度を利用する
  ・メーカー以外の場合はこの点も
□ 契約前に整理しておきたいこと
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